◎「第二の人生」とは


 ★定年退職後、第2の人生が始まる。

 定年退職後、第2の人生が始まる。

60代の一大イベントといえば、やはり定年退職です。

早い人では50代で迎える人もいるようですが、一般的には60代が多いでしょう。

仕事を続けていた生活から、仕事をしなくなる生活へと変わります。

会社に縛られた生活から、自由の生活へと変わります。

大きなインパクトです。

もう上司に怯えることはありません。

もう首を切られることに、びくびくする必要もありません。

あらためて人生を振り返ると、今までの生活は、常に何かに追われた生き方でした。

学生時代は勉強に追われ、会社に勤めていたころは仕事に追われていました。

常に、精神的プレッシャーを感じる日々でした。

しかし、もう大丈夫です。

今ようやく、あらゆる義務から、解放されたのです。

60代にして、人生で最も自由な時期がやってきました。

子供も自立して、手がかからなくなります。

肉体的・精神的に、開放感にあふれます。

「もう年だ」と言っている場合ではありません。

むしろ、これからなのです。

スポーツを楽しむのもよし。

趣味を満喫するのもよし。

もう追われることはないのですから、何をやっても自由です。

もちろんまだ仕事をしたければ、再就職をすることもできます。

好きなことをやりましょう。

わがままになりましょう。

やりたいことをやりましょう。

定年退職は、終わりではありません。

始まりです。

第2の人生の、幕開けなのです。


出典: happy Life Style




★セカンドライフとは

退職された方に聞くと、自分もあと3年とか2年とかまだずっと先の話だと思っていたけど、あっという間だったねとおっしゃる方がほとんどです。本当に退職前の2、3年は早いものだと思います。でもその間にセカンドライフの準備をしている人って意外と少ないのが現状のようです。  

 

*一口に準備といっても、心の準備だけでなく、再就職、年金、保険、資産運用、介護、相続など、これまでは会社で仕事さえやっていればそれほど気にしないでいられたことが、これからはすべて自分でやらないと誰もやってくれない世界に入っていくのです。定年という節目を境に、住む世界がガラっと変わることになります。いわゆるセカンドライフに突入することになるのです。

 

*ところがこの新しい世界には厳しい現実が待ち受けています。これまでは自分の支払った額以上の公的年金が一生涯支給されましたし、退職一時金と企業年金をもらって平穏無事な老後を送ることができました。

 

*しかし、現在は少子高齢化により、自分の支払額より少ない額の年金しかもらえなくなる可能性もでてきました。退職金にしても確定給付型から確定拠出型へ移行しつつあります。適格退職年金も厚生年金基金も役に立たなくなり、個人で資金運用をして老後に備えなくてはならない時代になってきています。

 

*資産運用でも預金はコンマ以下の利息しか付きませんし、不動産にしても一昔の値上がりは期待できず、苦労して獲得したマイホームも売る時はたいてい購入価格以下を覚悟しなければいけないのが現状です。

 

*それに加えて、お金の出て行く機会が何かと多い年代でもあります。教育や住宅など巨額の出費が終わってやれやれと思ったところに、今度は息つく暇もなく医療、介護、相続などにともなう出費が待ち受けています。

 

*これではなかなか悠々自適もままなりませんね。しかし・・・

こういってはなんですが、今の50代、60代って昔に比べるとず~っと若いと思いませんか。平均寿命が飛躍的に延びている今、60歳定年を迎える人のほとんどが再就職を希望しているようです。確かに能力だけでなく体力・気力とも引退するには早すぎるくらい若い方が多いです!

 

*医学的にも能力・体力・気力のどれをとっても、使わないと老化が始まると言われています。悠々自適を決め込み、家に閉じこもってテレビばかり見ている生活が一番いけないというわけです。まだまだ老け込むには早すぎるということです。老人精神医学の権威和田秀樹教授は、人間にとって「感情の老化」があらゆる老化現象の根源だと述べておられます。


*つまり同じ歳をとっても「もうオレも先が見えてきたな」と感じる人と、「まだまだ人生これからだ」と思って行動する人ではずいぶん差がついてしまうということのようです。感情が老化して意欲を失えば頭や体を使い続けることができなくなり、実用機能が衰えます。すると「オレも老けたなあ」と弱気になって感情がますます老化し、さらには実用機能の老化が進むという「悪循環」に陥ってしまうということです。

 

*そこで感情を老化させないようにする為には、常に脳に刺激を与えることが必要となってきます。特に脳のなかでも「前頭葉」を刺激するような行動が大切で、それには「心がときめくような体験」が一番いいそうです。別に恋愛ということでなくても、知らない土地に行くと気持ちがウキウキするのであれば旅に出るのがいいでしょうし、おいしい物を食べるとワクワクするのであればグルメ追求がいいかも知れません。

 

*いずれにしても歳をとったから休むとか何もしないとかいうのではなく、積極的に刺激を求めて自由に行動することこそが本当の「悠々自適」であり、セカンドライフこそが人生最後の正念場、じっくりと自分を活かす絶好の機会ではないでしょうか。


*省みてこれまでは会社の、組織の歯車で自分を殺してきたというか、本当の自分らしさを発揮することを抑えてきたのではありませんか。自分のやりたいことをやりたいようにやってこられたのはほんの一握りの恵まれた人です。

 

*組織の中で順調にポストを昇り詰めた人でさえ果たしてそれが幸せに繋がっているかというと、決してそうとは限りません。むしろ何かの犠牲と引き換えになっている場合も多いのではないでしょうか。

 

*そんな人もそうでない人も、みな一様に定年を迎えセカンドライフに入っていきます。集団の組織から脱皮して「個」中心の世界に身を置くことになるのです。いわばほとんどの人が過去の経歴をリセットしてまた同じスタートラインにつくのです。

 

もちろん過去に築いた蓄積までもが無くなるわけではなく、むしろそれを生かして新しい人生を送ることができればそれは素晴らしいことかと思います。


 

*そんな新しい世界に入っていく際のちょっとした事前準備になればと思い、そして半分は自分のために、このサイトを作ってみました。団塊の団塊による団塊のためのサイトってわけです。(^^ゞ

 

*自分のこれからの人生こそが本当の自分の人生、そう呼べる人生を過ごしたいと願い、その準備を今からしていこう、みなさんも一緒にやりましょう、そういう気持ちでこのサイトを作りました。

 

*自分自身、もともと知らないことだらけでしたが、今回このサイトを作るのに勉強して初めて知ったことが数多くあり、自分の無知、無力さを痛感しました。でも同じような立場の方が少しでもお役に立てるのであれば、また何らかのきっかけになってくれるのであればとてもうれしく思います。


出典: アクティブ・シニアのための生き生きセカンドライフ




定年後の自分が見えない

定年が後数年と近づいてくると、(何の仕事をしようか? 年金でどんな生活ができるのだろう? 果たして仕事はあるのだろうか? 人とのつきあいはどうなるのだろう? 自分は何歳くらいまで生きるのだろう? 病気はしないだろうか? 生活のレベルはどう変わるのだろう? 有意義な人生を送ることができるだろうか?)などなど、ふと頭をよぎることになるでしょう。


しかし、そのことをじっくり考えてみても、なかなか自分の形が見えてきません。仮に定年後の仕事が決まっていたとしても、定年になると自分を取り巻く世界が一変するわけですから、自分の姿を感じ取れるまでにはならない人が多いと思います。


人間は未来を生きることはできません。未来は想像することだけしかできないので、自分を実感として的確に捉えることはできないのです。今を生きるしかないのです。やはり今を真剣に生きることを考えることが一番なのでしょう。とは言え、定年後の生活も現実のものとして迫ってくるわけですが、やはり将来のことを考えざるを得ません。


定年後を準備する意味おいて、定年後にやってみようかと思うことを、形式にとらわれずに何でもかんでも逐一メモに書き留めていってはどうでしょうか。そして折にふれメモしたことを見ながら、あれこれと思考を巡らします。このようなことを繰り返し行っていくことで、少しずつ将来の自分を捉えていくことができるようになるのではないでしょうか。

そして可能であれば、今の段階で思いついたことに対して弊害が生じない程度に、手を出して探ってみます。


少しでも具体性を持つことができるように自分に働きかけていくことで、将来の自分を現実の問題として感じとることができるように思います。


出典: 後悔したくない シニアの生活