○地域とのかかわり


地域の人とのつながりは、幸せにもつながる。

 地域の人とのつながりは、幸せにもつながる。 | 60代がしておきたい30のこと

ご近所との付き合いは、どのくらい充実していますか。

会社に勤めていたころは、仕事を通して、いろいろな人と出会えました。

出会うつもりはなくても、強制的に出会える状態であったため、人脈もできました。

おかげで、寂しい思いをすることもありませんでした。

しかし、定年退職をしてからは、そうもいきません。

時間に余裕ができても、意外に近所といつも連絡を取り合わないものです。

普段から連絡を取り合う関係は、せいぜい隣近所です。

同じ地域の人たちとはいえ、ほんの3軒ほど離れてしまうと、顔を合わせないため話をすることもありません。

 

一方で、用事もないのに、ぶらりと立ち寄るわけにもいきません。

定年退職後は、自分から人とつながりに行かないと、つながれないのです。

つながりを持つためには、接点が必要です。

そこで必要なのは、地域イベントです。

地元には季節の変わり目に、イベントがあることでしょう。

祭り、組合、催し物などです。

「面倒」と思わず、積極的に参加しましょう。

地域イベントを通して、人とつながることができます。

60代からは、社会とつながりに行く努力が必要です。

人間関係が豊かにならなければ、人生も楽しめません。

地域の人とつながるから、人生の楽しみも豊かになります。

地域イベントという接点を持つことで、自然と人と出会え、仲を深めることができます。

「つながりを持ちたくない」と思わず、積極的に参加しましょう。

余裕があれば、イベントの参加を促す側になることです。

誘われる側より、誘う側です。

参加人数が多いほど、イベントも盛り上がり、自分も皆も楽しめます。


出典: happy Life Style




地元の友達グループ 

現役時代は会社中心の生活になりがちです。特に最近の都会の住宅事情では、 隣の人がどんな人かも知らないケースも多くなっています。


戸建に住んでいるとまだ近所づきあいが見られますが、子供が独立するのを機にマンションに移る人も増えていますので、 その場合は長年親しんだご近所さんとも別れることになります。

そこからまた新しい近所づきあいを始めるには気苦労が伴い、つい億劫になってしまいます。


しかし、「遠くの身うちより近くの他人」とはよく言ったもので、地震などの災害時には、 離れて住む子供夫婦の助けは期待できません。


また、パートナーがいつまでも元気でいてくれる保証は無く、入院した時など、 特に男性の場合は、食事や家のことで近所の助けが必要になることが増えると考えられます。


やはり、積極的に近所づきあいをしていくことをお勧めします。


ただ、どうやって地元の友達を作ればいいか?途方に暮れる人も多いでしょう。


その話に入る前に、こちらを見てみましょう。


政府発表の高齢者に関するデータ

内閣府が毎年発表している『高齢社会白書』では、高齢化の状況や、 政府が講じた高齢社会対策の実施の状況、また、高齢化の状況を考慮して講じようとする施策について閲覧できます。


それによると、一人暮らしの高齢者が高齢者人口に占める割合は、 平成22年は男性11.1%、女性20.3%となっていて、その数は年々増えています。


特に男性の増加率が(平成17年からの5年間で)約14%と高い数字になっています。


そして、一人暮らしの男性に「人との交流が少ない人や頼れる人がいない人が多い」 ことが指摘されており、年齢が上がるに従って健康状態が悪くなることも考えると、 ご近所とのつき合いの大切さが見えて来ます。



そんな中、60歳以上の高齢者の59.2%は何らかのグループ活動に参加しており、 その数は、10年前と比べると15.5ポイント増加しています。


また、60歳以上で何らかの学習活動に参加している人の割合は17.4%となっています。


活動内容は、カルチャーセンターなどの民間団体が行う学習活動が7.6%、 公共機関や大学などが開催する公開講座などが4.8%となっています。



いまさら新しいつき合いは面倒くさいと考えずに、肩の力を抜いて、まずは一つ、気楽に参加することから始めてみましょう。



具体的な方法としては、次のような行動をお勧めします。

①まず市役所に行き、いろんなサークル活動を教えてもらう

②その中で自分に合っていそうなサークル活動を見つけ見学する

③そしてとりあえずどこかのサークル活動に参加する


サークルを通して地元の友達が出来ていろんな情報が入り、その結果、 もっと良いサークルが見つかったり、場合によっては簡単な仕事が見つかったりする場合もあるのです。


出典: 素晴らしきかな!老後ライフ




地元への愛情が出てきたとき、どうするか。

 地元への愛情が出てきたとき、どうするか。 | 60代がしておきたい30のこと

60代になると、若いころになかった思いが湧き上がるようになります。

地元への愛情です。

もちろんこれまでも地元のことを考えることはありましたが、軽く考えることが大半でした。

若いころは、進学や仕事のことで頭がいっぱいで、地元のことを深く考える余裕がありませんでした。

しかし、60代になって時間に余裕ができると、あらためて地元について考えるようになります。

「ここでよく遊んだ」

「この神社によくお参りしたなあ」

「この池によく来たなあ」

地元で生まれ育った出来事を、次々と思い出します。

数々の出来事を思い出すうちに、自分を育ててくれた地元に、感謝の念が湧き上がってきます。

そう思い出せるような、時間と心の余裕が、60代からできるのです。

 

さて、ここからが問題です。

感謝の念が湧き上がって終わりでは、よくありません。

地元に感謝したくなれば、地元のために、何か行動しましょう。

地元を活性化させるために、自分ができることを考えるのです。

イベントのサポーターをやってみます。

祭りの実行メンバーとして、活動します。

公園や川の掃除のボランティアをやってみます。

地元のために貢献することが、生まれ育った地元への恩返しです。

土地も、人と同じです。

愛情を持って接すれば接するほど、期待に応えるかのように活性化します。

これまでお世話になった気持ちをそのままにせず、具体的な行動として表現するのです。


出典: happy Life Style




町内会を盛り上げる!

町内会は地域住民が仲良く快適に暮らしていくために自分たちで運営する自治組織です。今まで日中仕事をしてきたあなたはあまり関心がないかもしれませんが、町内会の活動は暮らしの身近なところにあります。


町内会の役割とは

町内会の役割 例えば一番身近なところでいえば、ごみ置き場。カラスや猫に荒らされないよう頑丈なゴミ箱が設置されていることありますが、これは町内会費で購入されることが多いです。設置されるまでには場所の選定、ゴミ箱の購入、設置時の立ち会いなど、一連の作業が発生します。これを引き受けているのが町内会の役員や会員です。

その他にも街灯の管理や公園の整備、公共の花壇の世話などの仕事があります。防災訓練を行うこともあります。

町内の交流を図る事業としては町内会主催の旅行やレジャー、お年寄り同士の交流の場づくり、お祭り、花火大会などがあります。

青少年の育成の取り組みとして夏休みのラジオ体操の実施などもあります。


町内会では定年後の男性が活躍している

町内会では一定の会費を徴収しています。仮に300戸が加入している会で、月500円の会費を集めると、年間180万円の予算となります。それをどのように使うか会議で決め、実施し、報告をします。

そうした団体には組織づくりが必要不可欠なので、会長、副会長、会計、総務、広報などの役員が選出され、10~20戸単位の班では班長を当番制で回しています。

その構造は会社組織に通じる部分があります。

そこで活躍している役員の多くは定年後の男性です。彼らはそれぞれが仕事で培った能力(リーダーシップ、会議進行のノウハウ、パソコン技術、経理の知識、DIYの能力、宴会盛り上げ力?など)を発揮して運営に貢献しています。


町内会の行事に参加してみよう

そんな町内会にも問題点はあるようです。加入は任意なのですが、実際には半強制的であるとか、会費に共同募金の募金額を上乗せされ、訴訟にいたるケースもありました。しかし、実際に町内会がなければ、公園やごみ置き場などの共同施設はもっと荒れてしまうでしょう。

一番問題なのは、地域の人々の交流がますます希薄になっていくことです。子供たちを守り、地域のお年寄りを孤立させないためには、町内会がうまく機能することが必要でしょう。震災を通じて地域住民のつながりの大切さが見直されてきた昨今、町内会の役割は非常に大きいといえます。

同じ組織でも地域によってその雰囲気は様々です。いままでかかわってこなかった方には一度町内会の行事や会議などに参加してみることをおすすめします。とても雰囲気の良いコミュニティーもあります。もし、あまりよい空気でなく、気が進まなければ今後は参加しないのも自由です。もし「俺が変えてやる」という気概のある方がいれば、それは、地域にとってもありがたい存在です。

人のためにという面もありますが、地域の仕事をすると当然顔見知りがたくさんできます。リタイアした男性同士の交流もうまれます。めんどうなこともあるかもしれませんが、近所に仲間ができて楽しみが増えることも十分期待できるでしょう。


高校生も町内会役員に(札幌市市長対談より抜粋・要約)

高校生ながら町内会の青少年育成部部長として活躍している学生さんもいます。彼女は高校2年生のときに母親のすすめで役員となり、 企画したカレーパーティー はテレビでも放映されました。インタビューでは「今よりもっと明るい町内会にしたい。大人と子どもの壁がない感じ。今みたいに挨拶だけ、というのではなく、もっと仲のいい町内会にしていきたいんです 」

「一人の行動でも町内会は変えていけると思う。今より明るい町内会、地域をめざしてがんばっていきたいし、皆さんにもお願いしたいです」と語っています。熟年世代も負けてはいられません。


出典: 定年後の充実した人生