○第二の人生に目的をもとう


60代からは「新しい生きがい」が必要になる。

 60代からは「新しい生きがい」が必要になる。 | 60代がしておきたい30のこと

生きがいとは、何でしょうか。

生きがいとは、生きていくための支えとなる目標や心の張り合いです。

「生きていてよかったな」と思えることです。

60代までは、意識をしなくても、すでに生きがいがありました。

仕事であり、子育てです。

生きがいを持とうと思っても、持たざるをえない状況で、奮闘する毎日でした。

しかし、60代からは違います。

60代からは、意識をして、生きがいを持つ必要があります。

定年退職して、子供も自立して親から離れると、急に重荷がなくなります。

軽くなるのはいいのですが、軽くなりすぎるのです。

魂まで抜かれたかのようです。

「もうやることがない。どうやって生きていいのか分からない」と思い、生きがいを見失う人が多いのです。

中には「生きていても仕方ない」という極端な考えに走る人も多いようです。

定年退職をしたとたん、死んでしまうという話さえあるというから、驚きです。

そこで60代からは「新しい生きがい」が必要です。

今までとは違う、新しい、生きがいです。

「生きがい」と呼べるものはありますか。

「そうだな。そんなことは考えたこともないな」と思うのなら、今すぐ生きがいを見つけましょう。

趣味やスポーツを生きがいにするのもいいでしょう。

研究や作品など、一生涯を通じて取り組めるライフワークでもいいでしょう。

「生きがいは何ですか」と聞かれたとき、すぐ答えられるようになりましょう。

新しい生きがいが、これからの人生の支えになるのです。


 

「やりたくない」と「興味がない」を、きちんと区別する。

 「やりたくない」と「興味がない」を、きちんと区別する。 | 60代がしておきたい30のこと

「やりたくない」と「興味がない」。

どちらも日常でよく聞かれる言葉ですね。

響きが似ているためか、混在して使っている人も多いのではないでしょうか。

しかし、意味はまったく違います。

同じような意味として考えていると、思わぬチャンスを逃していることがあるため、要注意です。

今一度、意味を整理してみましょう。

「やりたくない」とは「嫌い」という認識がはっきりしていることです。

以前に経験があり、苦い思い出があったり、不愉快になることが分かっていたりするときに、使います。

たとえ経験がなくても、あらかじめ自分が不愉快になるだろうと予想できるときにも、使います。

やりたくないことは、嫌なのですから、やる必要はありません。

ただ不愉快になるだけです。

無理をしてやっても、余計に嫌いになるだけです。

しかし、興味がないことは、別です。

「興味がない」とは「面白いと思わない。心が引かれない」という意味です。

必ずしも「嫌い」という感情が伴っているわけではありません。

興味がないことは、やってみたほうがいいです。

興味がないのは、まだやったことがないせいかもしれません。

やったことがあるとしても、面白さに気づいていないだけかもしれません。

だから、やってみるのです。

興味がないことをやってみると、意外な面白さに気づいて、新しい世界が開ける可能性があります。

あなたが、それをしない理由は何ですか。

やりたくなければやらなくてもいいですが、興味がないのなら、やってみる価値はあります。

興味がないことに、可能性が眠っているのです。


出典: happy Life Style

 



自分はこれから何をやりたいのだろう?

「自分はこれから何をやりたいのだろう?」と自問したとき、ハッキリ答えの出る人はきわめて少ないように思います。これはシニア層だけに限ったことではありません。特にこらからはじめて仕事に就く新卒者にとっては、なおさら自分の進み道の答えが出しにくいのではないでしょうか。


本来人間は多種多様な好奇心を持っておりますので、自分のやりたいことを限定することは非常に難しいことではないかと思います。やってみなければ分からない、と言ったところが多分にあります。かといって一度仕事に就いてしまうと、そうそう他の仕事の経験をしてみることはできません。また、自分に最も向いた仕事を探そうとしても、長年その仕事をやってはじめて分かることであり、始める前から向いているかどうかなどは分かりようがありません。


世の中のもろもろの仕事を見聞きして、あれをやってみたい、これをやってみたい、などと思うことも多々あることでしょう。長年の経験の中から自分が定年後にやりたいことが固まってきたとしても、果たしてそれが自分の能力に見合うものか、その仕事に対する社会の受け入れ体制はどうか、将来性はどうか、などと考えなかなか踏ん切りがつかない、と言ったこともあるでしょう。


まだやりたいことの何らかの目安でもあればよいのですが、多く人はその目安すら見付からないのが大半ではないでしょうか。と言うわけで、定年後も今の仕事のつながりの中で仕事を見つけると言うことが多いでしょう。


このことが良くないと言っているのではありません。むしろこれで納得がいくのであれば逆に理想的な形だと思います。納得まではいかなくても、自分と折り合いをつけることが出来るものであるならば、それはそれでも結構でしょう。


人は一生のうちで多くのことは出来ませんが、誰しも多くの可能性は秘めております。

折角の一生ですから、人生をなるべく悔いの無いように生きるためには多少の冒険も必要ではないでしょうか。ではやりたいことが見付からない、と漠然と考えるのではなく具体的に考えることが必要と思います。その時このような手順で進めてみたらどうでしょうか。


まず、次のようにものはすべて排除するところからはじめる。

  ・自分の能力的に絶対不可能なもの

  ・現在の自分の状況下では無理がありもの

  ・嫌いなもの

  ・なんとなく興味がわかないと思うもの


これらをすべて排除し、残りのもののすべてを対象として、出来るか出来ないかにはあまりこだわらずに、直感的に感じるもの(こと)にターゲットを絞る。始めるにしてもあまりに小さなもの(こと)より、自分にとってある程度大きなもの(こと)が良いのではないかと思います。大きなもの(こと)はそれなりの努力を必要としますが、それに呼応して充足感が得られることでもあります。一生のことですから今一度踏ん張ってみるも必要ではないでしょうか。


出典: 後悔したくない シニアの生活