★定年後の人生を生き生きと過ごすために
定年後の20年以上もある長い人生をどのように過ごしますか?
自分らしく生き生きと過ごすために、資格取得に挑戦してみませんか?
現代日本では、誰でも気軽に取得できる資格がたくさんあります。自由な時間が増える定年後に、始めて資格を取得しても十分間に合います。目的を持つと毎日が楽しくなり、交友関係も広がります。
資格を取得するための勉強法もスクールに通う方法や、通信講座を利用する方法もあります。定年後に資格を取得するコツは、学生時代に戻った気分で「マイペースで楽しく」学ぶ事です。
・定年後に再就職するための資格
定年後もまだまだ働きたいという方におすすめの資格です。今までの職業に関連した資格の他、興味のあるまったく新しい分野の資格に挑戦しても良いですね。
●パソコン検定
●医療事務
●ファイナンシャルプランナー
●第二種電気工事士
●危険物取扱者
●フォークリフト運転者
●ボイラー技士
●英語検定
●福祉住環境コーディネーター
●消費生活アドバイザー
●グリーンアドバイザー
●マイクロソフトオフィススペシャリスト
●サプリメントアドバイザー
・定年後に独立するための資格
定年後に独立を考えている方におすすめの資格です。中にはちょっと難しい国家資格
含まれていますが、それだけに挑戦しがいのある資格です。
●社会保険労務士
●土地家屋調査士
●弁理士
●中小企業診断士
●行政書士
●宅地建物取引主任者
●クリーニング師
●リゾート管理士
●調理師
●はり師・きゅう師
●製菓衛生士
・定年後に趣味を楽しむ資格
趣味を深め、楽しみたいという方におすすめの資格です。資格取得後は、ボランティアとして活躍したり、趣味と実益を兼ねる事も可能です。
●アロマテラピー検定
●ティーインストラクター
●中国語検定
●グリーンアドバイザー
●折り紙講師
●賞状技法士
●森林インストラクター
●きものコンサルタント
●ハーブコーディネーター
●韓国語能力試験(TOPIK)
●食生活アドバイザー
出典: 定年後に資格を取ろう
★定年後に生きる資格
役立つ資格 定年した後に役立つ資格と言ってもその目的を考えて取得しないと単なるペーパーライセンスに終わってしまう可能性が高くなってしまいます。
40年以上建築関係の企業に勤めていたHさんは、定年退職後に再就職先が見つからなかったためとりあえず第二種運転免許の取得する事にしました。
ですが、免許取得後に就職先を探すもなかなか再就職の宛が無く、結局以前勤めていた建築関連のお客様から声をかけていただき、現在は再度建築関連の企業に勤めているんだそうです。
このように、目的を持たずに「とりあえず」というような軽い気持ちで資格を取得しても、有効に活用できないケースが多くなってしまいます。ですのでまずはキッチリと資格取得の目的を明確にしておきましょう。
*資格取得の目的を探す
自宅で開業【将来は自宅で開業したい】
自宅でノンビリでもいいでしょうし、自宅で開業したいという方はこちらをご覧ください。ようやく満員電車での通勤や上司や部下との煩わしい人間関係から開放されたんだから、自分の一番やすらぐ自宅で開業できれば最高の人生でしょう。
EX)行政書士、税理士など
*コンサル【コンサルタントになる】
前職の経験などを生かして定年後はコンサルタントとして活動したい。コンサルタントという仕事は、若い人材よりもむしろ年齢を重ねたほうが発言の重みが増してきます。ご自信の人生の集大成としてコンサルタント業務に挑む方も年々増えているようです。
EX)社会労務士、ファイナンシャルプランナー、中小企業診断士など
*在宅【在宅ワーク】
定年後は在宅でノンビリと仕事がしたい。こちらでは自宅での開業というほど大げさなモノではなく、気軽な気持ちで請け負えて、かつやりがいのある仕事をご紹介してみます。
EX)賞状書士など
*趣味【趣味的資格】
仕事というよりも趣味の幅を広げたい。会社勤めをしないようになると必然的に時間だけは増えるもの。最初はとても貴重に感じる時間ですが、そのうち持て余すようになるものです。ですので、趣味と実益を兼ねられるようなものはないのか?こちらで見ていきましょう。
EX)建築模型製作、フィギュア模型製作など
出典: 定年退職情報館 退職後の人生設計
★資格取得に挑戦する
■資格取得や職業訓練でキャリアアップする
定年後に就職や社会参加を目指すとき、資格があれば心強いですね。うまくいけば即収入に結がりますし、やりがいにもなります。資格を取得するにはこれまでの仕事と関連のあるものを選ぶのがコツです。ただ、若い頃に比べると多少(かなり?)記憶力など落ちているのでそれなりに工夫が必要です。
■ 能力があって資格が生きる
高齢者の働き口がなかなか増えない理由のひとつに、企業が必要としている能力を身に付けないまま就職活動を行っていることがあげられます。総務省の調査では、定年退職に際してやっておけばよかったこととして、「公的な資格の取得」や「定年後も生かせる専門的な技術の習得」が上位を占めています。
別の調査では、企業による高齢者の能力評価として、「技術・職能を要する作業」「対外調整・折衝」「管理・監督」などが高い評価を得ています。
また、企業の人事担当者に行った調査で自社のどのような分野で高齢者の雇用機会が生まれるかのアンケート(2つまでの複数回答)では、「専門的・技術的な業務」と答えた割合が70%と一番多くなっています。
したがって、本格的な収入を得たい、有利な条件で働きたいというのであれば、現役時代のキャリアに関連した資格にチャレンジしてみることがお奨めです。
■ 自分のキャリアを振り返ってみよう
たとえば、会社で人事畑や法務畑を歩んできたなら、社会保険労務士や行政書士を目指すことは可能といえます。
営業畑なら販売士、経理畑は税理士、金融機関に勤めていればファイナンシャルプランナー、またIT畑であればシステムアナリストなどにも挑戦できるでしょう。
すぐに思いつかなければ、自分の「棚卸し」をしてみることです。仕事を始めてから何をやってきたか、会社の仕事以外では何に興味を持ってきたか、家庭や地域では何を経験してきたかを順番に振り返ってみるのです。
できれば紙に書いてでもやってみると、自分は何をやってきたか、何に関心があるのかを発見することができるかも知れません。
■ 反復学習のすすめ
定年後の資格取得にはコツがあるようです。悲しいかな若いころと違って記憶力の低下はいかんともしがたいものがあります。でも、そこであきらめない!ことが肝要です。
忘れたら何度でも覚える。一度覚えたところでも何度でも繰り返す。これが鉄則のようです。50台で資格の取得に成功した人たちの多くが強調しているところです。
反復学習をするためにはやはりそれなりの努力も必要です。反復学習をする時間を確保するためには在職中であれば通勤時間を活用したりするのが一般的でしょうが、退職後はきちんと日課に組み込んでおかないとだらだら過ごしてしまう可能性もあります。
強制的に日課を守るようにするには資格取得のための学校に通うのも賢明なやり方です。費用はかかりますが勉強時間を確保できますし、同じ仲間と情報交換できるメリットもあります。
■ ハローワークを活用する
ハローワークでは職業技術専門学校も紹介してくれます。一定の職業訓練を受けたら職業を斡旋までしてくれます。高齢者向けの訓練も用意されています。
東京都のキャリアカレッジを見てみると、入行は4月、7月、10月、1月の年4回です。昼間と夜間があり、期間は科目によって2ヶ月、3ヶ月、6ヶ月のコースとなります。
科目は、ビル管理、インテリアリフォーム、電気設備管理、ビジネス経理、経営管理業務、庭園施工管理、施設警備、ホテル・レストランサービスなどがあり、全て無料となっています。
またこの職業訓練を失業中に受ければ色々なな優遇措置が受けられます。
・受講中は訓練が終わるまで失業していれば給付日数が2年まで延長される。
・入校のため待機している場合は、90日まで基本手当てを受けられる。
・訓練が終了しても就業できない場合、30日まで基本手当てを受けられる。
・受講手当や通所手当(交通費)も毎月支給される。
と、勉強しながら給料をもらえるような仕組みになっているので、これをうまく使えば一石二鳥の効果が期待できます。
【50代でも間に合う主な資格】
・社会保険労務士
・行政書士 国家
・AFP(FP技能士2級)
・宅地建物取引主任者
・マンション管理士
・介護福祉士
・中小企業診断士
・キャリア・コンサルタント
・防災士
■ 怪しげな資格や学校には注意しよう
名前の通ったところや過去に実績を積んでいるところは大丈夫だと思いますが、中には受験料や受講料を狙った悪質な商売があります。
また資格そのものも怪しげなものが出てきていますのでじゅうぶん注意が必要です。「数時間で資格がとれます」というように甘い言葉で勧誘されたときはまずは疑ってかかる方が無難かと思われます。
■ ときには山頂手前で引き返す勇気も
中には何回受けても通らない難関資格もあります。くじけそうになったときに気持ちを持ち続けるのは大変なことで、特に独学ではなおさらです。そんなときは、目指す資格を取得し仕事に就いている自分を頭の中で思い浮かべてみるのもいいでしょう。
ただ、資格を取得する以上に自分の健康を保つことは、定年後の生活の中で最も重要なことだと思います。体を壊してまで時間を削ったり食事をおろそかにしたりしては元も子もなくなってしまいます。一旦休むとか、撤退して進路を変更する勇気も必要になる場合があることを常に忘れずにいたいものです。
出典: 生き生きセカンドライフのすすめ
★定年後でも学びたい
近年こそ晩婚化の傾向になっていますが、今の団塊の世代以上の方々であれば20代前半で家庭を持ち、女性であればそのまま家庭に入るという形は一般的でした。そのため定年後に若い頃に勉強できなかった事を取り返したいと考える方も多いようです。
年齢を重ねたって学習したいという意欲は変わらないようです。そんな定年後の学びについて見ていきましょう。
・出来なかった学生生活
ある都内に住む女性は、20歳という年齢で出産しそれ以降は2児の子供の子育てに没頭しました。元々地方出身だった女性は、出産後も仕事復帰したいという気持ちがありましたが、当時は現在のような保育施設も整っていなく、旦那様も協力的ではなかったので断念したんだそうです。
その後、子供が成長し30代の後半で職場復帰する事となりました。しかし、いつも職場で感じていた事が「学歴のコンプレックス」だったんだそうです。回りは大学卒で入社してくる社員ばかりのため、一度は大学で学びたいという欲求がどんどん高まっていったが、逆に子供たちが大学へ進学する年齢となり自身が大学に通う余裕も無く一度は諦めかけました。
そんな時に目にしたのが高齢者向けの教育施設でした。これは東京都の板橋区にあるグリーンカレッジという教育施設ですが、高齢者向けの学びの場、そして交流の場として運営されています。
彼女は定年退職したら絶対に学校に通うと決め、62歳にしてなんと40年以上ぶりに学生生活を満喫しているんだそうです。
・語学を学ぶ
夫婦 高齢者になってから新たな語学を勉強する方も増えているそうです。その理由はまちまちで、「海外で少しでも会話がしたい」という方や「海外の映画やドラマを現地の言葉で見たい」という方や「とにかく学ぶことが楽しい」と純粋に勉強として楽しんでいる方も多いんだそうです。
若い頃語学を学習する理由としては、将来のためとか仕事のためという理由が多いかと思いますが、高齢者の場合特にコレと言った明確な動機はそれほど必要ではないようです。ただ純粋に「若い頃に出来なかった事をやってみたい」という好奇心の方が強く、それが一生の生きがいになる方も多いみたいです。
高齢者に人気のある語学は、英語・中国語・韓国語といった若者にも人気の語学が多く、近年では高齢者向けの語学教室も増えてきています。年齢を重ねてもまだまだ勉強したいという意欲は、若い人達にも真似して欲しいものですね。
出典: 定年退職情報館 退職後の人生設計
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